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Interstage Navigator Server9.2.0 セットアップガイド(クラスタ・負荷分散システム編)

2.2.2 Linux版の場合の設定方法

Navigatorサーバが、Linux版の場合の設定方法を説明します。

Navigatorを負荷分散システムで運用する場合の設定手順を以下に示します。

  1. Navigatorサーバの負荷分散システムの設定

    1. Navigatorサーバのインストール

    2. ユーザ登録

    3. Navigatorサーバのセットアップ

    4. 環境設定ファイルの設定

    5. Navigatorサーバへの接続の確認

    6. 辞書のセットアップ

    7. 辞書の管理情報ファイルの作成

  2. IPCOM(Navigatorサーバ分散用)の設置

  3. Navigator Webコンポーネントの設定

    1. Navigator Webコンポーネントの負荷分散システムの設定

    2. 動作確認

  4. IPCOM(Navigator Webコンポーネント分散用)の設置

    1. Navigator Webコンポーネント分散用IPCOMの設置

    2. 負荷分散システムの動作確認

2.2.2.1 Navigatorサーバのインストール

利用するノードすべてに、Navigatorサーバをインストールします。

Navigatorサーバのインストールディレクトリや、ポート番号などの設定は、すべてのノードで同一にしてください。

注意

インストール時に指定する辞書ディレクトリは、ローカルディスク上のパスを指定します。すべてのノードで同じパスとなるようにしてください。

2.2.2.2 ユーザ登録

Navigatorのユーザ登録は、以下の2つのどちらかで行います。

エンタープライズ認証の場合

エンタープライズ認証の場合は、各ノードで、共通の認証システムを利用できます。同じ認証システムを使用することで、登録ユーザの更新が発生した場合、1つの認証システムに対して行うだけで、登録作業が完了します。

OS認証の場合

すべてのノードに、OSのユーザを登録します。

必ず、すべてのノードで、同じユーザを登録してください。

2.2.2.3 Navigatorサーバのセットアップ

“Navigator Server セットアップガイド Vol.1”を参照して、必要なセットアップを実施します。

環境設定ファイルなど、各ノードで同じ設定にしてください。

2.2.2.4 環境設定ファイルの設定

以下の環境変数を設定してください。

その他の環境変数については、各機能の設定方法を参照して、設定してください。

環境変数

設定内容

RN_LOADBALANCE_MODE

負荷分散運用を行う場合にYESを指定します。

RN_LOADBALANCE_MODE=YES

RN_NODE_NAME

負荷分散運用を構成するノードごとにノード固有の名前(ホスト名など)を記述してください。

設定例)RN_NODE_NAME=node1

※各ノードで設定値が異なります。

RN_DATA_PORT_IPADDR

Navigator WebコンポーネントおよびNavigator管理ツールから接続可能な、NavigatorサーバのIPアドレスを指定します。通常はノード自身のIPアドレスを指定します。NAT機能などでIPアドレス変換している場合は、Navigator WebコンポーネントおよびNavigator管理ツールから接続可能なIPアドレスを指定します。

設定例)RN_DATA_PORT_IPADDR=123.45.67.89

※各ノードで設定値が異なります。

RN_EXCLUSION_DIR

ローカルディスクのディレクトリ名を絶対パス名で指定します。

指定したディレクトリには、Navigatorサーバの制御ファイルを出力します。

設定例)RN_EXCLUSION_DIR=/pub/navi/excl

このディレクトリには、実効ユーザに対して、読み書き実行権限が必要です。

※各ノードで同じディレクトリを設定します。

RN_MSGRECEIVE_CONTROL

負荷分散システムでは、メッセージ機能を使用しないでください。

RN_MSGRECEIVE_CONTROL=OFF

RN_DATA_PORT_NUM

Navigatorサーバは、データを転送するためのポートが動的に変わるため、環境変数「RN_DATA_PORT_NUM」を以下のように設定して、ポートを固定にします。

RN_DATA_PORT_NUM=1

※「RN_DATA_PORT_NUM=1」を設定した場合は、ファイル「/etc/services」に、ポート番号を設定してください。設定方法は、“Navigator Server セットアップガイド Vol.1”を参照してください。

その他(辞書の更新を伴う機能の抑止)

更新を伴う以下の機能を抑止する必要があります。環境設定ファイルに抑止するための環境変数を設定します。

  • 個人の管理ポイントの抑止
    環境変数RN_EDIT_CONTROLPOINT=NOを設定する。

  • 一般利用者による集計結果の二次加工の抑止
    クォータ情報の設定をしない。

  • パーシャルテーブル
    環境変数RN_PARTIAL_SCHEMAなどのパーシャルテーブル用の環境変数を設定しない。

Oracleの場合

Oracleを利用している場合は、上記に加えて、以下の環境変数を設定します。

環境変数

設定内容

RN_ORACLE_DB

Oracle RACで共通のデータベース名を指定してください。

設定例)RN_ORACLE_DB=ORCL

ポイント

RN_ORACLE_DBを設定すると、ORACLE_SIDは、無効になりますので、環境設定ファイルから、ORACLE_SIDを削除してください。

TWO_TASK

Oracle RACで共通のサービス名を指定してください。

通常はOracleのグローバルデータベース名と同じ値です。

設定例)TWO_TASK=ORCL

2.2.2.5 Navigatorサーバへの接続の確認

Navigatorサーバの環境が正しく設定されていることを、クライアントから接続して確認します。

ユーザ管理機能を利用している場合は、Navigatorサーバを運用開始してから、確認作業を行ってください。

Navigatorサーバの運用開始

ユーザ管理機能を利用している場合は、以下の手順で、Navigatorサーバの運用を開始します。

  1. ログオン

    サーバに、スーパーユーザでログオンします。

  2. 開始

    以下のコマンドを実行し、運用を開始します。コマンドの詳細は、“Navigator Server コマンドリファレンス”を参照してください。

    rn_start [-n <接続数最大値>] -f <ファイルのパス名> [-s]

Navigatorサーバへの接続の確認

Navigator Windowsクライアントを利用して、各ノードに直接、接続できることを確認してください。

2.2.2.6 辞書のセットアップ

メンテナンス用ノードに対して、辞書をセットアップしてください。辞書のセットアップについては、“Navigator Server 管理者ガイド(辞書管理ツール)”を参照してください。

辞書のセットアップが完了したノードに対して、Navigator Windowsクライアントを使用して、Navigatorサーバが正しくセットアップされたかどうかを確認してください。

2.2.2.7 辞書の管理情報ファイルの作成

セットアップしたノード以外のノードで、辞書の管理情報ファイルを作成します。管理情報ファイルを作成するには、以下のコマンドを実行してください。

複数の辞書をセットアップしている場合、すべての辞書に対し、以下のコマンド実行します。

ポイント

メンテナンス用ノードで辞書の更新を行った場合にも、上記コマンドを実行し、各ノードで管理情報ファイルを再作成する必要があります。