GDSに登録されている共用ディスクやサーバ間ミラーリング構成のボリュームのバックアップ・リストア方法と注意事項を説明します。
以下の要因によって、バックアップ・リストア方法が異なります。
GDS の構成
共用ディスク(シングル)
共用ディスク(ミラーリング)
サーバ間ミラーリング
バックアップ・リストアの単位
ファイル
ファイルシステム
GDS のボリューム
ディスク
バックアップ・リストア機能の動作環境
クラスタノード (例:OS の XFS ファイルシステムの xfsdump、xfsrestore コマンド)
クラスタノード以外のサーバ (例:Veeam )
仮想基盤 (例:VMware のスナップショット機能)
クラウド基盤 (例:AWS Backup )
ストレージ装置 (例:ETERNUS DX シリーズのアドバンスト・コピー機能)
以下に主なバックアップ・リストア方法と注意事項を説明します。
バックアップ・リストア対象のクラスタノード上で動作するバックアップ・リストア機能によりバックアップ・リストアします。
業務運用中にバックアップする場合、運用ノード上でバックアップを行います。
業務停止してバックアップ・リストアする場合、業務停止後、任意の1ノードで対象となる GDS のボリュームを起動してからバックアップ・リストアを行います。
PRIMECLUSTER に特有の注意事項はありません。
参照
“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“運用・保守”の“バックアップ(オフライン方式)”および“リストア”を参考にしてください。
仮想基盤、クラウド基盤、ストレージ装置、またはソフトウェア製品が提供するバックアップ・リストア機能によりバックアップ・リストアします。
バックアップ・リストアの際、GDSを経由せずにデータのリード、ライトを行うため、以下の考慮が必要です。
GDSの構成情報の整合性
データディスク上の GDS のボリュームの構成情報は、データディスクとシステムディスクに格納され管理されています。データディスクのみをバックアップ・リストアする場合、システムディスクに格納されている構成情報と不整合が生じないようにする必要があります。
このため、バックアップ・リストアの際、GDS の sdxconfig コマンドを使用して構成情報も同時にバックアップ・リストアする必要があります。
以下のいずれかの条件を満たす場合、本設定を行う必要があります。
データディスクのバックアップ・リストアと同時にシステムディスクのバックアップ・リストアを行わない。
バックアップ時とリストア時で GDS への登録対象のディスクデバイスの識別情報( by-id )が異なる。
参照
GDS の構成情報のバックアップ・リストアについては、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“運用・保守" の“オブジェクト構成のバックアップとリストア”を参照してください。
ミラーリングの等価性
データディスクをミラーリング(サーバ間ミラーリングも含む)している場合、以下のいずれかの方法でリストアの際にミラーリングの等価性を回復する必要があります。
静止点を確保してミラーリング対象の全ディスクを同時にバックアップ・リストア
ミラーリング対象のディスクのうちの1つをバックアップ・リストア後、等価性コピー処理を実行
参照
ディスク単位のバックアップ・リストアの手順の詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“運用・保守”の“ディスク装置のコピー機能を使用したバックアップとリストア”を参考にしてください。